著者: 壺井 栄/武田 美穂
気取っていないが、軽快かつきれいなな文章で、おなご先生視点から子どもたちの成長と、その子たちが戦争にどう関わっていくかを描いている。 おなご先生の快活な魅力さと、戦争の悲しさのコントラストが、小説としての面白さを出している。 戦時中の「普通の人たち」がどんなことを考えていたかも垣間見れることが出来て興味深い。 作中で明確に言及はされていないが、舞台は瀬戸内海の小豆島らしい。ドラマにもなって聖地となっているらしいので、一度行ってみたい。